ちーぷ薬局には、インターンシップ制度があります。
今回は服薬訪問支援1日インターンシップをレポートします。
参加されたのは、大阪薬科大6回生のSさん。ちーぷ薬局の服薬訪問支援に興味があり応募されました。
午前中に薬局業務の流れ、服薬訪問支援の業務の流れのレクチャーを受け、午後からの準備を行い、午後は、いよいよ施設への同行です。
担当ドクター、看護師と患者様の部屋に入室します。
患者様ごとのご病気やお身体の状態、服薬コンプライアンスの状況によって、お薬のセッティングに工夫をしている事を学びます。 残薬管理については、カレンダーだけではないお一人、お一人に対応した管理方法を学びました。
訪問時における患者様の変化や気付き、
診察時にドクターより新たに指示された薬剤について、その服薬指導について熱心にメモをとります。
ドクター、看護師、ケアマネージャーとのカンファランスにも参加しました。
情報を細かく共有し、意見交換されていました。
在宅医療に関わるスタッフが「全ては患者様の生活の水準を上げる為に出来ること」に向かっているのだと深く理解できました。
インターンシップを終えられて、Sさんに感想を伺いました。
大学での実習時には玄関先でお薬をお渡しすることが多かったんです。実際にどんなところで生活されているのかなと思っていましたが、身の回りが整理されていて、キレイにお薬も管理されていらっしゃる方が多かったのに驚きました。
残薬の管理も、自分で管理できる方にはカレンダーは有効だけれど、ぐちゃぐちゃにしてしまう方には別の方法が必要。その方に合わせて配薬管理していけるように一目でわかるようになっていました。
その他、お薬を勝手に飲んでしまう方には分かりにくいところに置きながら、その日分だけお渡しできるように工夫したり、ヘルパーさんと連携をとってお薬を飲んで頂くようになっている等、お一人お一人に合わせて配薬しているのだとわかりました。
先生方のお話しから、施設に入所の時には出来ていたことも不自由になってきたことから配薬方法を変えたり、逆に入所の時には意思疎通ができなかった方が、落ち着かれてきちんとお薬を飲まれて今は良い状態になられていらっしゃるのを実際に見て、生活の水準を上げるために何をしてあげたら良いかを、場合によってはお薬を減らす事までも相談するのだと知りました。
又、原則、退院薬は触らないこと。その方の状態が安定しているかどうかを確認してからでないと(お薬を)減らせるものも減らせないという話も教えて頂きました。
ちーぷ薬局のような在宅支援ならば、やりがいを感じますし、これから需要が高いというか、必要なお仕事だなと感じました。
ちーぷ薬局では検査データも薬剤師が書きとめていて、ドクターに情報提供する時の裏付けにしていることにも驚きました。
普段からドクターとコミュニケーションをとっているからこそ、出来ることなのだと知りました。連携の大切さも感じました。
薬局は薬局、病院は病院という風に内部では連携が取れているのに、タテ割の連携だけなのは自分でももどかしい印象があったのですが、こうゆう連携ができている環境は気持ちが良い感じがしました。
今回、指導担当の先生と一緒に回らせていただいたのですが、患者さんも訪問すると嬉しそうにして下さって、楽しいやり取りもありました。
担当患者さんが多いけれど、全て把握されていて。定期的に訪問するからこそ担当の患者さんの事を知っていくのだと思いました。
カンファレンスにも参加しました。お薬変更や摂取量などの変更があった方の状態の変化などを共有されておられました。
「机上の知識だけでは現場では使えないな、もっと勉強しなくっちゃ」と思いました。
薬剤師が薬剤師らしく働いている場所だと感じました。
今日はまるまる初めてな事ばかりでしたが、とても楽しかったです!
玉井社長からのメッセージ。
「在宅と言っても言葉だけ。実際はお薬持っていくだけと思っている学生が多いんです。」そう思われると悲しいです。
ただし、現実的にある程度の人数がいないと対応できないところもあるのも事実です。
ちーぷ薬局では、一つの店舗はたくさんの薬剤師が在籍していて、準備からお届け、バックアップまで迅速に対応できるよう取り組んでいます。
それをドクターに珍しがられる事もありますね。
ちーぷ薬局の「患者さんの顔が見える仕事ができる在宅服薬支援」に興味おありの方は、ぜひ、インターンシップに参加頂きたいです。
Sさん、1日インターンシップお疲れ様でした!
国家試験や就職活動、お忙しいと思いますが頑張ってくださいね。
インターンシップにご興味る方は、まずはお問い合わせください。